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「終戦の1週間前からソ連の空襲があって、その爆撃の音と飛行機の爆音が、私に強い恐怖心を与え、防空壕(ごう)に入って泣きながら母にしがみついていた記憶がかすかに残っています」。日本時代の南樺太(サハリン南部)で生まれた昭和の大横綱、大鵬の自伝である▲対日参戦したソ連軍は北樺太から南下し、日本国境警備 ...
規制を強化するばかりでは、外国人の権利が制約されかねない。地域社会の一員として暮らせる環境を、まず整えるべきだ。  政府が省庁横断の「外国人との秩序ある共生社会推進室」を設置した。共生をうたうが、実際は規制をさらに強めるための組織だ。
日本高校野球連盟は、2026年の公式戦から指名打者(DH)制を導入することを決めたという。甲子園大会では来春のセンバツからだ。 成長期の投手の負担軽減や、守備力や走力に不安があって ...
単位制の高校に通っている2年生です。振り返ると、高校に入学したばかりの頃は自分に自信がありませんでした。 中学生の時、数学が苦手だったのですが、自分も先生も「苦手なことを ...
兵庫・但馬にある私が生まれた村は、一人また一人と住人がいなくなり、町へ出た子どもたちは帰ってこない。朽ち果てた家々をみると、かつて縁側や庭で、来る日も来る日も日が暮れる ...
人類は知らんが地球は持続可能小平 猪口才菜 交通費会社辞めると身に染みる 船橋 かっちゃん 皆に告ぐ酔ってるオレを信じるな 相模原 水野タケシ ウチの孫(こ)はパパよりママをデカく ...
戦後80年、少子化と人口減少が急速に進んでいる。政府は30年以上、対策を図ってきたが、めぼしい成果は上がっていない。出生率の低下を食い止め、人口減少を抑えるためにどんな手立てが必要なのか。縄文期以降の人口変動を研究してきた歴史人口学者の鬼頭宏さんに尋ねた。【聞き手・山本太一】 ...
1947年7月、シベリアに抑留された元日本兵らを乗せた船が京都・舞鶴港に着いた。引き揚げ者2032人の中に、台湾出身元日本兵の呉正男さん(98)=横浜市=がいた。当時19歳。第二次世界大戦、さらにその後の約2年間の抑留を生き延びた。呉さんに、抑留を「最大の幸福」と語らせるほど、戦後の台湾出身元兵士 ...
特に困ったのが便所に紙がなかったことだ。時々配られた「日本新聞」を破いて使った。ソ連が抑留者の思想改造を目的に日本語で発行した新聞だった。  風呂に入れるのは年に2、3回。シラミ駆除のため着ていた服は熱処理され、風呂を出た時は別の服を着る。このため便所で使う新聞紙がなくなると、皆が袖やポケット ...
厚生労働省の技術審査部会は21日、神戸市立神戸アイセンター病院が申請していた、人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った網膜細胞を目の難病患者に移植する臨床研究について、一部に公的な医療保険が適用される「先進医療」とするのは不適合と判断した。主な理由として、症状の改善効果が評価しにくいことや、高額な ...
国連で平和維持活動(PKO)を統括するジャンピエール・ラクロワ事務次長が20日、東京都内で毎日新聞のインタビューに応じた。大国間対立に起因する世界の分断で、紛争当事国に収拾を促す国際社会の圧力が弱まっている現状に懸念を表明した。そうした中で国連PKOに貢献を続ける日本の姿勢を高く評価し、連携強化へ ...
韓国の李在明(イジェミョン)大統領が23~24日に日本を、次いで24~26日に米国を訪問する。滞在中、石破茂首相、トランプ米大統領との首脳会談に臨む。韓国の大統領が就任後、米国より先に日本を訪問するのは極めて異例だ。野党時代に「日本は敵性国家だ」とまで言い放った李氏が日本重視に転じた狙いは、いった ...